高速でPDCAを回す仕事術
こんばんわ!
今回は三木雄信さんの『孫社長にたたきこまれたすごい数値化仕事術』という本を読み終えたのでその感想やらなんやらを書きたいと思ういます。
著者について
三木さんは本の題名で分かるようにソフトバンクの元社員です。
今は起業して社長をしているそうです。
この前はGoogleの元社員の人の本を読んで、今回はソフトバンクも元社員の人、大企業から独立すると本を書きたくなるんですかね。
やり方を丁寧に教えてくれる教科書
この本を読んで教科書っぽさを感じました。
この問題に対しては、これを使えば大丈夫って感じの例題みたいのがたくさんあり、読んでて眠かったです。
まだ僕には早かったですね、まだまだそんな数値化して解決しなければとかいう問題がないもので。
しかし、数字が仕事においてどれほど重要なのかわよくわかりました。
相手を説得させるためにも、将来を予測するためにも、数字が必要になってくるんですね。
数字に強い人の知っている理論・法則
さっき読んでて眠くなるって言ったんですけど、読んでて楽しかった章があります。
それは様々な理論や法則を紹介していた章です。
それをちょっとだけまとめたいと思います。
- 大数の法則と期待値
これはトライアルの回数を増やせば増やすほど、その物事が実際に起こる確率は理論値に近づくというものです。
成功したいなら理論値を増やし、あとは行動しろってことですね。
理論値を増やすために、数字を利用し、そこから具体的なイメージをすることで未来を想定することができます。
- 鮭の卵理論
これは数うちゃ当たるっていうのと一緒です。
成功する確率があるなら何回もやれば成功します。
しかしただやみくもに行動すればいいわけではありません、ここで重要なのは、いかにコスパを最強にするかです。
低コストにする方法は二つあり、成功しやすいように確率の高いものにすると、行動の回数を増やすために、行動のための労力を削ることです。
くじ引きに例えるなら当たりがたくさん入った、安いくじ引きを選ぶことです。
選んだら後はひたすら引くだけ。
- 72の法則
これを使えば現在の売り上げが2倍になるのに何年かかるかをすぐに暗算できます。
やり方は「72」を平均成長率の数字で割ります。
この計算方法を使って、自分の業界や会社の将来像をつかむのに役立てます。
- 限界効用逓減の法則
どんなにいいサービスやモノでも回数を重ねると、価値がだんだん下がるというものです。
なんでも多ければいいって訳ではないんですね。
- ダンバー数
安定した集団を維持できる個体数には上限があるというものです。
安定した人間関係を保てるのはだいたい150人ぐらいだと言われています。
なので多くなってきたら分割する方がいいときもあります。
- マジックナンバー7
人間が短期的に記憶できる容量は7個前後だという法則です。
人間は7を超える数を扱のは難しいので、分割を覚えて7以下に抑えることが必要なんですね。
- イノベーダー理論とキャズム理論
まず商品購入の態度によって消費者は5つのグループに分類されます。
・イノベーダー(改革者):新しいもの好きな人。全体の2.5%
・アーリーアダプター(初期採用者):流行に敏感で、自分で情報収集し判断する人。全体の13.5%
・アーリーマジョリティ(前期追随者):比較的慎重な人。全体の34%
・レイトマジョリティ(後期追跡者):大多数が試しているのを見てから同じ選択をする人。全体の34%
・ラガード(遅延者):最も保守的で、流行が一般化するまで採用しない。全体の16%
この分類したイノベーダーとアーリーアダプターを合わせた16%が二つの理論において重要になってきます。
・イノベーダー理論:16%のラインを超えると、それ以降は急速に普及・浸透する。ゆえにアーリーアダプターへの訴求が重要だという考え方。
・キャズム理論:アーリーアダプターとアーリーマジョリティリティの間には深い溝があって、アーリーアダプターに訴求するだけでは不十分。ゆえにアーリーマジョリティへの訴求も必要とする考え方。
ようはこの16%の溝を越えなければただの「マニア向け」で終わるんですね 。
今回この本を読んで初めの方は、まだ必要ないと感じたので1年後ぐらいにまた読みなおしたいなって思いました。
以上!
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